自己肯定感の低さと家庭環境の影響について
「どうせ自分なんて」「私にはできない」そんな口癖が多い、自己肯定感の低い女性が身の回りにいる。一体何が、彼女たちの自己肯定感を下げている原因なのか、自分なりに考えてみた。
ケース1:母親の影響
ごく普通の家庭の長女として生まれたAさん。
彼女はとかく「自分なんて…」という言葉が出る。
成績は優秀で地域で一番の進学校に通っており、文武両道を絵にかいたような人だ。
だが、彼女の話を聞いていると親の影響が強いことがわかる。
曰く、幼いころから彼女の母親はAさんに向かって、「あんたは取り柄がないんだからせめてお行儀よくしていなさい」と言ったり、親戚の集まりの時には「本当に恥ずかしい娘で…」と本人の前で娘を下げるような発言をしていたという。
また、Aさんが高校生になり、おしゃれに興味を持ち始めると、「化粧しても髪型を変えてもムダムダ」といったそう。
そんな環境で育ったら、どんなにポジティブな考えの人でも、心が暗くなってしまいますね。
ケース2:兄弟への劣等感
もう一人、Bさんのケースを紹介する。
Bさんは、自分より勉強ができて優秀な兄がいた。
幼いころから兄は勉強ができ、よく褒められていた。一方、Bさんは決して出来が悪いわけではなかったが、兄にはかなわなかった。
兄が100点を取るとしたらBさんは90点、といったところだ。
兄には負けたくない、自分も認められたい、という思いが強くなるも全くかなわず、いつしか「自分はダメなんだ」と思うようになったという。
Aさん、Bさんともに、私から見て魅力的なところがたくさんある。
自分で「ダメだ」と思わず、長所に目を向けて自信を持つようにすると、自己肯定感が向上するのではないか。
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