いじめの裏側に隠された本質的な課題と解決策とは
自己肯定感の低さが原因
いじめは、する側もされる側も自己肯定感の低い者同士の心の傷の舐め合いだと思います。
つまり、自分の自信のなさ、自分が必要とされている自己肯定ができない人がいじめという卑劣な行為を使って、自分の存在価値を知らしめています。
いじめをする側は、自分はこの世に存在してはいけないという自分への罪悪感があり、いじめる加害者側になることによって、自分がこの世に存在してもいいという免罪符が欲しいのだと思います。
一方で、いじめられる側は、自分はどうせ誰からも大切にされないという自己否定から悲劇のヒロイン、ヒーローになりきることで、いじめられる側という被害者のポジションを無意識のうちに選んでいると考えられます。
つまり自分であえて、誰からも大切にされないという事実をつくり、自分の思い込みが正しいという証拠がためのために、苦しい現状を生み出しています。
いじめというものは、単純に、いじめる側だけが悪いという表面的な部分だけに焦点を当てるのではなく、なぜいじめは起きるのかという本質的な部分にもっと目を向けるべきだと思います。
そうでないと、いじめは一向になくなりません。
自己肯定感が高い子に育てるには
やはり、自己肯定感が高い子に成長するには、親との関係性、自己受容を高めるような日本の教育制度そのものの改革、そして親自身も自己肯定感を高める必要性があります。
自己肯定感は、いじめだけではなく、その子のその後の人生においても様々な壁を乗り越えるのに大変重要な項目です。
親子以降の世代でいじめという負の連鎖が起きないよう、親と子両者が自己肯定感を高めていき、課題を後世に持ち越さない努力をすることが本質的な解決策です。
失敗ではなくてまだ成功していないだけ 子供の自己肯定感について