自分は自己肯定感が低いかもしれない。
そう思っている人はなぜそうなってしまっているのだろう。
じゃあ自己肯定感が低い人が前向きになるためにはどうしたらいいのでしょうか。
自分自身もっと元気を出したいと思っていてもなかなか思い通りにいかないものです。
多くの成功者と呼ばれるような人たちも自己肯定感を高めるためにさまざまな工夫をしていっています。
彼らもいろんな工夫をしてみたことで、自己肯定感を上げ、幸せで楽しい人生をつかんでいくことができています。
では自己肯定感を上げるための具体的な方法としてはどんなものがあるのでしょうか。
今までも自己肯定感に関してこれらのような記事も紹介してきました。
・自己肯定感の低い人が自信を出す方法 「みんな愛を求めている」
さてここからが今回の本題です。
Contents
自己肯定感が低いのなぜ?
自己肯定感に関してはさまざまな要因が重なって今の状態が起こっていることが多いです。
遺伝なども関係したりはしているのですが、
その一番となるのが「環境」です。
今まであなたが生きてきた「環境」によってあなたの考え方なども作られています。
偶然あなたが今までいた「環境」が悪かったからそうなってしまっている可能性が高いです。
つまりそれさえ変えれば変わることができるんです。
多くの偉大な人たちもこう述べている。
ローマ皇帝で哲学者でもあったマルクス・アウレリウス
「人の一生は人の思考からできたものである」
19世紀アメリカの随筆家であり詩人だったラルフ・ウォドー・エマソン
「人間とは、自分が一日中考えていることそのものである」
シェイクスピア
「物事にはいいも悪いもない。思考がそれを判断する」
ハーバード大学の心理学者ウィリアム・ジェイムズ
「人類史上最大の発見は、人間は自分の心の持ち方を変えることで人生を変えることができるということだ。」
自己肯定感を高めるための具体的な方法
過去の栄光を思い出す
過去にすがるという意味ではありません。
「あんなことができたなぁ」や、「こんなことで褒められたなぁ」
と思い出すのです。
自己肯定感が下がるときというのは大体が、気持ちがネガティブになってしまっている時です。
自己否定感とでも言うのでしょうか。
そういう時にはどうしても、私にはできない、と考えがちで不安で自信なく行動してしまうので
失敗も多くなってしまいます。
その自信を完全に失ってしまう前に「自己肯定感」を取り戻さなくてはいけません。
ですので、私は自分が自信がなくなってしまう、その前に
「あの時はこれできていたな」や「初めてのことでもどうにか処理できていた」
「だから大丈夫だ。」と気持ちを持ち直すようにしています。
どうしても自己肯定感があげられない、そんなときには過去を振り返るのも方法です。
ぜひ考えてみてください。
きっと少しずつでも、自己肯定感が戻ってくるはずです。
ポジティブな言葉を聞いたり、発したりする
人間の脳は無意識のうちにいろんな情報をインプットします。
例えば今日のラッキーカラーは赤と言われただけで、赤色が良く目につくようなものです。
これをカラーバス効果というのですが、人間はこのように無意識のうちにいろんなことを脳みそにインプットしており、
潜在意識のなかでそれを使用しています。
つまり、ネガティブなことを聞き続けると、脳みそにネガティブが潜在的に入り込み、逆にポジティブなことを聞き続けるとポジティブなことがどんどん入り込んできます。
そして聞くこともとても効果がありますが、
それを口に出すことは更に効果が高くなり、脳が強く潜在意識の中に入れ込むようになります。
「自分はすごい」「自分はできる」「自分は天才」
なんかを自分に言い聞かしたりしている場面をドラマの一シーンとして見たことがあるかもしれませんが、
これは本当に効果が高いんです。
声で発することによって脳にそう思わせることができるんです。
そしてそうすることにより、自分はすごいということを実際に思えるようになってきます。
よく成功者の方のインタビューなどに
「自分の家の鏡の前や自分の財布に元気のでるような言葉を置いてる」
みたいなことを言ったりしている人も多いのですが、それはそのためになります。
逆に、それに付随して実は日本の文化には自己肯定感を下げるものが隠されているんですが、お気づきですか?
日本の文化では
「すごいですね!」
と言われたら
「いえいえ、そんなことないです」
と否定する否定する文化があります。
実はこれも自己肯定感を下げてしまう原因でもあるんです。
自分はそんなつもりはない。そう思うかもしれませんが、実は脳内で勝手にそのことに対して脳がインプットしてしまっているんです。
この場合は一旦「ありがとうございます。でもそんなことないですよ」
というようにまず、認めてしまいましょう。
そうすることによって脳にもちゃんとそうであるということを認めさせてポジティブに捉えられるようになってきます。
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自分を褒めてくれる人の傍にいる
自分に自信がないと何をやってもどうせ私がやることだから、、とつい投げやりになってしまいます。
自分には力があるし、きちんとやれば誰にも負けない良さがある、、という自信があれば何をやっても自分を信じる心がプライドとして働いて中途半端に終わらせないと頑張れる原動力になると思います。
自分を安定して信頼できる心を保つように、少しの失敗でも落ち込んでそのままでなく、気持ちも上がってきて今度こそ自分らしくちゃんとやり遂げようと立ち直れるはずです。
それには他者からの認知もとても大切だと思っています。
いかに自分が素晴らしいか自分だけでわかっていても、客観的な評価がなければなかなかそれが実感になりにくいです。
人間は周りの人が褒めてくれることで、自分で考える以上に実感を得ることができるんです。
脳というのは無意識のうちにいろんなことを記憶しています。
何も思っていなくても言葉で発したことや聞いたことをインプットしてしまいます。
なのでできるだけ脳にはポジティブな言葉をインプットしてあげる必要があります。
友人や知人、家族でもきちんと自分を認めて、頑張った時には褒めてもらえるような人でまわりを固めることにより、自己肯定感をあげることができます。
小さな目標(タスク)をコツコツとこなす
思考がまとまらなかったり、イライラしたり、落ち込んだ際は次の行動を衝動的にやってしまい更に失敗して、また自信を無くしてと悪循環に陥りやすいです。
なので、イライラした時や失敗した時は敢えて、小さな仕事をものすごく丁寧に行ってみましょう。
例えば、筆箱や筆立てにペンやハサミをしまう時に、ゆっくりと丁寧にあるべき場所に戻したり、机の上のごみをゆっくりと丁寧に分別してゴミ箱に捨てたりします。
この際、ゆっくりと丁寧に作業することがポイントです。
早く効率の良さだけ考えていると、作業が雑になり筆箱が上手く閉まらなったり、筆立てが倒れたりして余計にイラつきます。
本当に些細な事をものすごく丁寧に行うことで、嫌な気持ちや落ち込んだ出来事から距離が取れます。
そして、小さな課題を達成することで、身の回りの事柄をコントロール出来ているという感覚が生じてきて「私って仕事出来る」と少しづつ自信になっていきます。
そして、徐々に次の大きな作業に取り組む準備をするようにしていくとそれに向かっていくことができるようになってきます。
”できたことノート”で自己肯定感を高めよう
以前知り合いの臨床心理士の先生に自己肯定感を高めるためには“できたことノート”を書くことがよい勧められました。
その日自分ができたこと、上手くやれたことをノートに記していくのです。
はじめは、なかなか書くことが浮かびませんでした。
でも、「今日は5人新しい人に出会えた」「今日は自炊できた」など、できて当たり前のことも書くようにしました。
よくよく思い出してみれば、昔の頃はそれさえもままならなかったのです。
自分は確実に成長できているんだということを実感しました。
仕事終わりに毎回“できたことノート”を書くようになり、仕事の合間も「あ、私、今ちゃんとできてるじゃん」と自分の成果が意識できるようになりました。
仕事でも仕事以外でも日々の小さな“できたこと”“自分でできたと気づくこと”の積み重ねが、私の自己肯定感を高めてくれています。
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